前回掲載したVolksWagenの
写真はRICOHのGR-Digitalというカメラで撮った写真。
下の4枚はHasselblad(FilmCamera)で撮った写真です。
どのカメラもそれぞれ特徴がありますね。
最近印象に残る文章を読んだので一部を抜粋。
マグナムフォトのワークショップに参加した方のサイトから引用です。
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ワークショップ期間中、一番印象に残ったのが「誰も見たことのない、撮ったことのない写真を常に頭の中に描きなさい」ということ。それは必ずしもいつも新しい題材を見つけなさいということではなく、常に独自のスタイル、構図、機材の選択、発表の仕方を模索しなさいということです。
David Alan Harvey と Alex Webb はラテン文化圏を中心に撮影した写真で知られていますが、彼らがカラーポジとライカ使いであるという共通項で結ばれている以外にはその撮影スタイルや写真が醸し出す雰囲気など似ても似つきません。しかし、ナマで見る二人はとても仲が良くお互いの仕事を認め合っていて、しかし自分の写真に対する考え方には確固としたものを持っています。
マグナムの写真家達ほど自由に写真を解釈している人達はいないのではないかと思いました。40年間、一台のボディーに一本のレンズだけで仕事をしてきた写真家も居れば、プロジェクトによって機材を変幻自在に変える写真家も居ます。デジタルに移る写真家も居ればフィルムにこだわる写真家も居て。彼らにとって道具は何でも良いのです。最終的に写真に力があるか否かが大事であって、それを生み出す方法と道具はそれぞれの責任の元でやっている。だから「あなたはどんな機材を使っていますか?」という質問にはウンザリした顔で「その質問に対する答えであなたが得られるものは何もないよ。だって僕はどんなカメラを使っても僕にしか撮れない写真を撮るから」と言っていました。
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http://www.magnumphotos.co.jp/
この文章を読んで、納得のいく写真が撮れない理由を、あのカメラを手に入れれば・・・あのレンズがあれば・・・と、答えを機材に見つけだそうとしている自分を反省しました。